2007年07月17日
壁 ~下地編~
建築の工程で筋交いの設置が完了しますと、本格的に壁を造って行きます。
最近の壁は外側から「外装材」「空気層」「下地」「断熱材」「下地」「内装材」で構成されることが多いです。
その壁も、内側(部屋側)よりも外側の壁から造られて行きます。
まずは「下地」を柱や間柱に打ち付けて行きますが、今回は全ての下地に構造用合板を使用しています。
一枚一枚丁寧に釘を打ち付けます
外側の下地を外から
外側の下地を内から
構造用合板は、筋交いと同じように耐力壁としても使用されるので、下地として構造用合板を活用することで、より強い家としています。
なお、構造用合板を耐力壁として活用する上での注意点としては、柱への接合が釘のみとなる為に釘と釘の間隔を150mm以下に保つ事が大切です。
※現在、家を建てられている方や、今から家を建てられる方は建築現場へ行かれる時は、メジャーを持って行かれるのをオススメします。
ただ、家が建つ過程を見るよりも、ご自身でチェックしてみても楽しいですよ
最近の壁は外側から「外装材」「空気層」「下地」「断熱材」「下地」「内装材」で構成されることが多いです。
その壁も、内側(部屋側)よりも外側の壁から造られて行きます。
まずは「下地」を柱や間柱に打ち付けて行きますが、今回は全ての下地に構造用合板を使用しています。
一枚一枚丁寧に釘を打ち付けます
外側の下地を外から
外側の下地を内から
構造用合板は、筋交いと同じように耐力壁としても使用されるので、下地として構造用合板を活用することで、より強い家としています。
なお、構造用合板を耐力壁として活用する上での注意点としては、柱への接合が釘のみとなる為に釘と釘の間隔を150mm以下に保つ事が大切です。
※現在、家を建てられている方や、今から家を建てられる方は建築現場へ行かれる時は、メジャーを持って行かれるのをオススメします。
ただ、家が建つ過程を見るよりも、ご自身でチェックしてみても楽しいですよ
2007年07月11日
筋交い
「棟上げ」や「屋根~下地編~」の記事を書きましたが、棟上げと屋根にかかわる職人さんは別の方々であります。
その様に工程によって、多くの方々が出入りし一軒の家を建築して行きます。
今日の記事の「筋交い」は、「棟上げ」に携わった職人さんの出番となります。
筋交い・・・柱と柱の間に斜めに渡す補強材のことをいい、台風や地震などの横からかかる力によって変形を防ぐために設置する部材。建物全体に均等に配置し、斜の方向(「/」「\」)も均等に、複数階あれば上下階の斜の方向も釣り合うように配置します。
写真では、「×」の様に筋交いを設置しています。・・・建築関係者の間では「たすき」とも言われます。
筋交いは、建物の規模・形状や地域などから構造計算を行い、本数や場所を検討して行きます。
建物のコーナーには必ず設置されることをおすすめします
筋交いの下部を柱に金具で連結しています。また、柱も力がかかっても耐えれる様にアンカーボルトで土台・基礎に連結されています。
ここで、ワンポイントアドバイスですが、建物の筋交いや各種金具は建物全体に構造計算に則って配置されていますので、施工の途中で間取りなどの変更はしない方が良いです。よって、工事に入るまでに納得行くまで間取りの検討をしてください。
筋交いのサイズですが多く使用されているのは 90mm×45mm で、H邸でも使用しています。
家を建築されている方やこれから建築される方で、構造によっては筋交いの無い場合や少ない場合がありますが、構造用合板で構造上有効な耐力壁を設けて建築する方法もありますので、疑問に思った際はご確認ください。
ちなみに、H邸では筋交いだけでなく構造用合板も活用しています。
その様に工程によって、多くの方々が出入りし一軒の家を建築して行きます。
今日の記事の「筋交い」は、「棟上げ」に携わった職人さんの出番となります。
筋交い・・・柱と柱の間に斜めに渡す補強材のことをいい、台風や地震などの横からかかる力によって変形を防ぐために設置する部材。建物全体に均等に配置し、斜の方向(「/」「\」)も均等に、複数階あれば上下階の斜の方向も釣り合うように配置します。
写真では、「×」の様に筋交いを設置しています。・・・建築関係者の間では「たすき」とも言われます。
筋交いは、建物の規模・形状や地域などから構造計算を行い、本数や場所を検討して行きます。
建物のコーナーには必ず設置されることをおすすめします
筋交いの下部を柱に金具で連結しています。また、柱も力がかかっても耐えれる様にアンカーボルトで土台・基礎に連結されています。
ここで、ワンポイントアドバイスですが、建物の筋交いや各種金具は建物全体に構造計算に則って配置されていますので、施工の途中で間取りなどの変更はしない方が良いです。よって、工事に入るまでに納得行くまで間取りの検討をしてください。
筋交いのサイズですが多く使用されているのは 90mm×45mm で、H邸でも使用しています。
家を建築されている方やこれから建築される方で、構造によっては筋交いの無い場合や少ない場合がありますが、構造用合板で構造上有効な耐力壁を設けて建築する方法もありますので、疑問に思った際はご確認ください。
ちなみに、H邸では筋交いだけでなく構造用合板も活用しています。
2007年07月10日
屋根 ~下地編~
皆さん、お久しぶりです。
前回の「雨対策」から日数が20日間程経過してしまっていました。
今回は、棟上げの屋根編の続きを書いて行きます。
棟上げで、屋根の下地として構造用合板を勾配に合わせて敷き詰めてた状態では、
降雨時に構造用合板が濡れてしまいますので、直ぐに防水シートを敷きます。
H邸での防水シートは、アスファルトルーフィングを使用しています。
アスファルトルーフィング・・・シートにアスファルトを染込ませて表面にも塗り、加工された製品で水分を通さないので、建築物では屋根や壁の防湿層に使用されます。(簡易に解説しすぎですね。)
防水シートを大きなホッチキスで、下地の構造用合板に留めていきます。
そして、防水シートは写真でもありますが、水が流れるのは上(棟)から下(軒)なので、下からシートを重ねて敷いていきます。
流れ方向(上下)には100mm以上重ね合わさなければいけません。ちなみに、左右は200mm以上です。
また、棟頂部と谷底では、両方向へそれぞれ250mm以上重ね合わせることとなっています。
(H邸では谷底にあたる部分はありません。)
しかし、職人さんはすごいですね
屈んだ状態で、後ろや横に移動しながら・・・
設計の藤川建築士さんも、敷き方などのチェックをされていました。
では、次は「壁」と「屋根」の工程について書いて行きます。
前回の「雨対策」から日数が20日間程経過してしまっていました。
今回は、棟上げの屋根編の続きを書いて行きます。
棟上げで、屋根の下地として構造用合板を勾配に合わせて敷き詰めてた状態では、
降雨時に構造用合板が濡れてしまいますので、直ぐに防水シートを敷きます。
H邸での防水シートは、アスファルトルーフィングを使用しています。
アスファルトルーフィング・・・シートにアスファルトを染込ませて表面にも塗り、加工された製品で水分を通さないので、建築物では屋根や壁の防湿層に使用されます。(簡易に解説しすぎですね。)
防水シートを大きなホッチキスで、下地の構造用合板に留めていきます。
そして、防水シートは写真でもありますが、水が流れるのは上(棟)から下(軒)なので、下からシートを重ねて敷いていきます。
流れ方向(上下)には100mm以上重ね合わさなければいけません。ちなみに、左右は200mm以上です。
また、棟頂部と谷底では、両方向へそれぞれ250mm以上重ね合わせることとなっています。
(H邸では谷底にあたる部分はありません。)
しかし、職人さんはすごいですね
屈んだ状態で、後ろや横に移動しながら・・・
設計の藤川建築士さんも、敷き方などのチェックをされていました。
では、次は「壁」と「屋根」の工程について書いて行きます。